Sato Tomoko

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ぬかつくるとこのこと
先週、大月 ヒロ子さんの取材に図々しく同行させてもらって、早島にある生活介護事業所「ぬかつくるとこ」を見学させていただきました。


住所を参考に向かうと立派なお屋敷。どんな歴史ある建物だろう、蔵もあるな、と思いきやその蔵が「ぬか」さんなのでした。


入り口にはおしゃれに「nuca」と。


反対の道路沿いの入り口にもおしゃれな看板。「ぬか」の噂は聞いていたものの、実際に蔵の外観とかを見ると、本当にここが「生活介護事業所」なのかと不思議な気持ちに。


そして、ぬかの中。とにかくカラフルで、木の色があったかくておしゃれで、日が差してぽかぽか。

認識違いがあるかもしれませんが、生活介護事業所は「常時介護が必要な身体障害のある方を対象に日常生活上の介護や支援、創作活動等の機会を提供し、身体能力・日常生活能力の維持向上に向けた支援を行う場所」というものだと理解しています。

学生時代の教員免許取得のための研修や、アートリンクプロジェクトに関わる中で伺った作業所などの雰囲気は、施設として最低限のものを用意したという空間が多かったように思います。それぞれに事情があるものの、入所者のためにもデザイン的に美しいものやきれいな色を配慮するという部分まで気が回っていない感じで。

アプローチがちょっと違うだけで、若い人たちのセンスがすごく生きている場所でになっていました。


伺った日のぬかのお昼ご飯。事前に連絡を入れると見学者もお昼が頂けます(
有料)。器もお盆も素敵。何よりお料理が美味しい!「ぬか」の創設メンバーにはアーティストも数人いて「おいしいご飯」へのこだわりは相当強かったとか。最低限を間に合わせるのではなく、ベストを望むのはアーティストらしい発想かも知れません。


食後はスタッフと入所者の方に見学者まで一緒に、なぜか見んな手に楽器を持って歌ったりリズムとったり。

入所者の方たちの持っているクリエイティブな部分を引き出して、楽しく創造的に過ごしてほしい、そんな姿勢が伝わって来ました。そして地域や周りの方たちともオープンな関係を築きたいということも。

スタッフの中にかつてアートリンク・プロジェクトで一緒だった作家さんがいて、なつかしい再会もありました。聞くと介護福祉士の資格を取ったとか。障害者の方達と一緒に創造的な活動をすることがたくさんの刺激を与えてくれるし、とにかく楽しいし、自分に合っている。作家として制作する部分も大切にしているけど、と話してくれました。

昔、同じプロジェクトで頑張った作家さんが、こうやって自分の本当にやりたい事をみつけて、自分の制作も続けながら新しい事にも挑戦しているのを聞いて、とっても嬉しかったです。

彼だけでなく、他のスタッフの皆さんも自由で楽しそうでお洒落で、無理がなくて。使命感や正義感といったことじゃなく、自分も周りも楽しい居心地の良い場所を探していったらこうなった、という雰囲気。もちろん大変な事も一杯あると思いますが、この空気が変わらない限りここはすごい場所になっていくなと感じました。
| 美術・芸術のこと | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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