Sato Tomoko

painting,painting,painting!
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ウズベキスタン―細密画
ブハラで3日間通ったのが、細密画を売っている若い絵描きさんの店。1畳ほどのスペースの壁面にぎっしりと作品を並べ、店頭に小さな机を出して絵を描いている。町中に4件ほど細密画のお店はあったけど、一番、レベルが高かったのが若いラクモン(Рахмон)さんの作品。

 
「細密画=ミニアチュール」は古代・中世の絵付き写本に収録された挿絵で見られるような、装飾的でディテールの細かい作品。イスラム芸術の中でもめずらしく写実的な表現が見られるジャンルです。オルハン・パムクの「私の名は紅」という細密画師たちが織りなす物語を読んで以来、気になっていたのです。


主のラクモンさんは、私もペインターだと自己紹介すると、いろんな絵を見せてくれる。まだ20代前半ではあるけど修行を始めて7年。「土産レベルの細密画で終わる気はない、自分はアーティストとして作品を描いているんだ」と志を語ってくれました。


先生のもとで修行をしながら資格を得て、自分のお店を構えて。でも先生にもまだ継続して習っているそう。そして自分の生徒も持っているとか。

伝統的な図像をそのまま移すことも、オリジナルの要素を加えたりすることもあるそうです。


水彩絵の具やガッシュを使っているみたい。


ゴールドは日本のポスカラを使うのが、ラクモンさんの周りでは定番のよう。


本当に細い筆。毛が数本しかないのじゃないかと思うほど。コリンスキ―だったかな?こういう筆で、少しずつ少しずつ描き進めて行くんだなあ。

日本の面相筆を一本プレゼントしたら、とっても使いやすいとお礼のメールが届きました。いつか日本でも、こういったジャンルの作品を紹介することができたらなあと、妄想しています。

ラクモンさんのホームページ。

http://www.rakhmon-art.com/
↑ホームページの写真よりも本物はずっと繊細です。

イスラム美術は面白い。もっと勉強しないとと思い始めた旅でした。
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