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強制収容所巡り(4):ドイツ-2

ノイエンガンメ強制収容所 in ハンブルク


ドイツ北部の都市ハンブルクの郊外にあり、町の中心から1時間〜1時間30分程で着きます。バスの便が極端に少ないことさえ気をつければさほど不便な場所ではありませんが、いわゆる強制収容所っぽいものが余り残っていないためか、見学者は少ないです。

アクセス:ハンブルグ中央駅からSバーン(Linie21)で約20分、Bergedorfで下車。Bergedorfから227番のバスに乗ると20分程で「Jean-Dolidier-Weg」というバス停に着きます。ここで降りて収容所のエントランスまで歩いてもいいし、さらに20分程乗ったままでいると「KZ-Gedenkstätte, Ausstellung」に着き、ここがエントランスに一番近いです。バスは収容所の周りを大きくぐるりと一週するので、どちらで降りても大丈夫です。さらに「KZ-Gedenkstätte, Klinkerwerk」と「KZ-Gedenkstätte, Mahnmal」というバス停が続きますが、どれも収容所前の道沿いです。帰りもどこから乗っても大丈夫です。ハンブルク市内のエリアにギリギリなるので、中央駅から片道2.75ユーロです。

※ちなみにKZ-Gedenkstätte, Ausstellungまで乗っていると、途中でバスからエルベ川が見えてきれいでした。

※バスの本数が1〜2時間に1本程なので、土日は特に注意。見学時間と帰りのバスの時間をよく確認して下さい。


レンガを運んでいたトロッコ。

概  要:1938年に開所。ザクセンハウゼン強制収容所の付属労働の衛星収容所としてスタートし、後に独立した基幹収容所に。建築資材の生産を第一目標とし他の収容所同様、過酷な労働が科された。大きなレンガ工場がある。絶滅収容所ではないが処刑も行われていた。残っている物は多くはなく、小さな展示とレンガ工場、見張り塔、それに慰霊碑と慰霊館など。


慰霊館。中には亡くなられた方達の名前が壁一面に記されています。

見る物は多くはなく、周囲は緑に囲まれています。ぼんやり歩いていたらここがかつて収容所だったとは思えないほどです。レンガ工場の建物の空間や、所々に残された強制労働の跡、ひっそりと佇む慰霊碑など静かな雰囲気で、他の収容所とはまた違った独特の空気があります。

*資料館の中にカフェというか売店のようなコーナーがあった気がしますが、じっくり見学する方は食料持参してもいいかも。収容所の周辺には何もありません。(→以前の記事へ)


ラーフェンスブリュック強制収容所 in フュルステンベルク



ベルリンから北に80キロ程のフュルステンベルクという町の近くにあります。主に女性の囚人を収容したことで有名。ここも見学者はとても少なかったです。

アクセス:ドイツ鉄道のREという電車でベルリンから約1時間30分、「Fürstenberg Havel」という駅で下車。ベルリンからは片道9.1ユーロ。二人以上ならブランデンブルク州の一日券などを購入した方が割安。駅から3km程歩くと収容所のエントランスに着きます。「Mahn- und Gedenkstätte Ravensbrück」という標識が要所要所にあるので、見逃さないように進んでいけば大丈夫です。


とりあえず駅からでたら、まず「Luisenstraße」に進むと最初の標識が見つかります。その後、「Rathenaustrase」→「Unter den Linden」→「Dorfstraße」と進むと慰霊碑があり、その先の「Straße der Nationen」を進むとエントランスが見えます。住所はStraße der Nationen D-16798 Fürstenberg。ネットなどで確認しておいた方が良いと思います。

概  要:1938年に始まった最初の女性収容所。ただし男性も女性とは別の場所に収容されていた。女性だからといって労働が軽くなるわけではなく、他の収容所と同様に殴打などの「罰」が下された。また若い女性を使った人体実験も行われる。見学できる物は多くはないですが資料館、バラック跡、火葬場などがあります。


バラック小屋。


戦後、ソ連軍に再利用されたことや修復の手が加えられていないこともあり、建物はひどく傷んでいて、中に入ることができるのは一部だけでした。


火葬場のすぐ近くに湖があり、塗装が剥げたぼろぼろのバラック小屋、展示室にあった拷問道具、壁の弾痕などとは別世界のような、牧歌的でとてもドイツらしいきれいな景色が広がります。

ここはザクセンハウゼン、ノイエンガンメに続いて私が訪れた3番目の収容所ですが、どの収容所も独特であることに驚き、その一方で共通してある静かで穏やかな現在の佇まいにも驚かされました。

※ベルリンからの場合は半日はかかるので食料持参が良いです。収容所近辺には何もありません。

※冬は防寒対策などかなり覚悟が必要だと思います。(→以前の記事へ)

| 強制収容所 | 21:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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